「5つのM」で健康寿命を延ばしませんか? ①

日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性は87.57歳です。(厚生労働省 2022年7月29日)

しかし、元気に自立した生活を送ることができる「健康寿命」は男性約72歳、女性は約75歳なのだとか。

最後の約10年は、支援や介護を受けて生きている人が多いのです。

  • 65歳以上の約10人に1人は車椅子か寝たきり
  • 65歳以上の約6人に1人は認知症
  • 65歳以上の約3人に1人は、5種類以上の薬を毎日飲んでいる
  • 65歳以上の約5人に1人は少なくとも一つ以上の慢性疾患を持つ
  • 死に直面している人の約10人中7人は自分で意思決定ができない

という報告もあります。

アメリカには、子供向けの小児科があるように、老年医学という分野があります。

アメリカでマウントサイナイ医科大学の老年医学緩和医療科で高齢者診療にあたっている山田悠史医師が、『最高の老後「死ぬまで元気」を実現する五つの M 』を6月に出版しました。

室内で転倒する老女

今回は、この五つの Mの一部をご紹介します。

  1. Mobility  からだ 身体機能

病気や怪我で10日間ベッドの上で寝たきりで過ごすと筋肉量は平均約1キロ減ります。

大腿骨を骨折した高齢者のうち、その後1年以内に、最大で37%もの人が命を落とすという報告もあります。

一度転ぶと、もう二度と転びたくないという恐怖心から、歩くことを控え、活動量が減り、筋肉は衰え、かえって転びやすくなるという悪循環に陥る方も。

また、自分の足に合った靴を履くこと、足の爪の手入れができていることは、足を大切にすることにつながります。

残り4つのMは、次月お伝えいたします。お楽しみに。


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