アトピー性皮膚炎に関する最近のトピックス -漢方薬を用いて-
2008/08/31 第25回 和漢医薬学会 (大阪)において、
「気虚に伴うアトピー性皮膚炎治療における補中益気湯併用の
臨床的評価」 と題して
大阪市立大学大学院医学研究科皮膚病態学の小林裕美先生の
グループが発表された。
漢方の中の気虚という病態を伴うアトピー性皮膚炎に対する補中益気湯の
併用療法に焦点をあてて、臨床評価を行われた。
通常の西洋医学的皮膚科治療のみでは、難治性アトピー性皮膚炎は
治らないケースが増えている。そうした患者に補中益気湯を併用する事で、
血中サイトカイン値や好酸球数の異常値の改善がみられた。
また、多施設二重盲検法の結果、補中益気湯の実薬併用群の場合は
明らかに著効例が多くなり、皮疹の増悪期間の短縮、皮疹の重症度の
改善がすることが判明した。
科学的なデータに基ずいた臨床研究が発表され、アレルギーに対する
補中益気湯の有効性が証明された。
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