腸内細菌と慢性関節リウマチ -発症原因①-
★☆★ 慢性関節リウマチ 6 ★☆★
***** 腸内細菌と慢性関節リウマチ ******
★慢性関節リウマチの発症原因はまだ不明されているが、その原因の一つとして
細菌及びウイルス感染の寄与が推察されています。
細菌として腸内細菌の大腸菌や腸球菌などの抗原が疑われていて、
慢性関節リウマチ患者の4割程度といわれています。
1)腸内細菌共通抗原(大腸菌O:14株)
ウサギ;上記抗原で感作すると、慢性関節リウマチ(RA)に似た関節炎を発症した。
リウマチド因子(RF)様物質が高率に陽性となり、関節局所にリンパ濾胞(ろほう)や
パンヌスを形成していた。
抗原の感作前後で、健康の維持に有用な偏性嫌気性菌群 (ユウバクテリウム) 、
嫌気性連鎖球菌 (バクテロイデス) が減少し、有害な通性嫌気性菌群 (大腸菌、
ブドウ球菌など) が増加した。
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慢性関節リウマチ患者の方は、
症状が重くなるにつれて上記抗原に対する抗体は陽性化して、強陽性群はすべて
重症の慢性関節リウマチ患者であった。
断食療法(甲田式)を行うと、抗体値減少とともにランスバリー指数は低下して、
リウマチ症状が改善された例があった。
青木重久ら 中部リウマチ 、 30(1);40-41(1999) より
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