漢方薬の驚異 第39回 水毒体質とは
前回は、水毒のお話をしました。
漢方の世界では、甘いもの、果物を食べると水毒になると昔から
云われています。
現代医学では主に浮腫、むくみに対して塩分制限をします。
しかし細胞組織内の腫れは塩分の取り過ぎよりも、甘い物の
取り過ぎで起こるケースが多いと思います。
眼の下、顎の下、顔全体のむくみ、足のむくみなどです。
夕方になると靴が入りにくかったり、靴下のゴムの線がくっきりと
足に入ったりする方は、浮腫があると思います。
男性はビールの飲みすぎの翌朝の顔を見て下さい。
女性は果物やスイーツを取りすぎた翌朝の顔や夕方の足のむくみを
確認してみて下さい。
いつもの日より、確かに腫れを感じると思います。
もちろんこれは個人差があり、体に溜まった余分な水を排泄しやすい方、
排泄しにくい方がおられます。
ビールを飲んでも、すぐにトイレへ行く方などは排泄がスムーズです。
尿があまり出にくくて、汗も出にくい水太りタイプ・冷え性の方は
特に注意が必要です。
水毒体質の方は、梅雨時期、雨の日は特にむくみやすいです。
最近では、スイーツ以外でも甘い食品が氾濫しています。
調味料のトンカツソース、お好み焼きソースなどは、半分が糖分です。
みりんなども糖分が多いです。
また、スポーツドリンク、缶コーヒーは糖分がとても多く、醸造して
いるお酒、ワイン、ビールなども糖分が多いです。
水毒体質の改善は漢方薬などの薬も有効ですが、まずは食生活の
改善が大切な予防と思います。
お気軽にお問い合わせください
TEL:078-371-4193
受付時間:月〜水・金 9:00〜18:00 / 土 9:00〜15:00
(土・日・祝日除く)