漢方薬の驚異 第38回 水毒、水滞とは?

水毒とか、水滞とかよく耳にする事が多くなりました。
テレビでも、水毒の話をテーマにした番組もあります。
今日は、体に溜まった余分な水のお話です。

水分の吸収・排泄の障害に伴って、体内に発生した水の停滞。
この水毒体質の方の特徴としては、

1.天気による影響を受けやすい
2.体の重だるさが常にある
3.低体温の傾向
4.寒がり
5.しびれやすい
6.尿量が多くて、尿の色がうすい

日本人は、ぶちゃとした水太りの人が多いので、漢方の世界
では、この水毒を取るお薬がよく利用されます。
では、なぜこの日本に水毒体質が多いと思いますか?
まず、考えられる第一の原因は、高温多湿の日本の気候です。
菜種梅雨や梅雨の時期、秋雨前線が停滞する時に上記の症状
などが悪くなる傾向にあります。
この他にも

7.イビキをかく。
8.動作が遅い。
9.階段、段差でつまずく。
10.歩くと息切れする。
11.めまい、動揺感。
12.筋肉のケイレン。などetc.

中年以降に増えてくる原因は、女性では甘い物の取り過ぎ、
果物の食べ過ぎ、男性ではお酒の飲み過ぎが考えられます。

次回より湿気の多い日本でよく利用される化痰利水剤に
ついてお話を進めます。

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