漢方薬の驚異 第10回 最良の医療

最良の医療とは、よくArtの部分とScienceの部分を合わせ持つ
必要があると言われる。
★★Artの部分
豊富な臨床経験に基づく専門的技量
★★Scienceの部分
科学的な実験や統計学的根拠を基にして医療に検証を加え評価する。
どんな最先端の脳外科手術であれ、心臓外科手術でも専門的技術の面
(Artの部分)があります。
何冊も専門書を読み、先生の話を何十時間聞いても、手術は自分が
手を使って技術を修得しないと上達しないのです。
水泳でも、スキーでも同じですね。
頭でいくらわかっても、実際にやってみるとできない事は多いのです。
最近エビデンスに基ずく医療という言葉をよく聞きます。
これは、EBM (Evidence Based Medicine)の略で直訳すると
証拠に基づいた医療となります。
即ち、医療の現場で科学的根拠に基づいた治療法を選択することを
意味しています。
EBMは、主に統計学・疫学の手法を利用して効果的で質の高い
患者中心の医療を実践するための評価手段なのです。
EBM創始者の一人、デビィト・サケットは「最良の医療とは臨床経験、
臨床行為を通じて獲得した技量、判断という専門的技能と体系的研究から
臨床的な根拠を統合することを意味する」と言っています。
漢方医学も、今後は傷寒論などの古典研究のみでなく、先達の膨大な
臨床経験の体系化と科学的なアプローチ(生薬の薬能を解析し、
病態に対応する事)がなによりも大切である。
それが漢方EBM医療へ近づき、発展する道と考えます。

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