免疫について 5 - 異物を排除するしくみ 肝臓の働き -

●最近わかった「肝臓」のもう一つの働き
(肝臓の一般的な働き)

非常に重要なことを「肝要」とか「肝腎」と表現するように
肝臓は私たちが生きてゆくうえで必須の臓器です。
よく化学工場に例えられます。
重さ1キログラム以上で体の中でも脳と共に最も重たい臓器で
この働きは確認され肝臓の働きの主なものは、次の通りです。

1.加工物流部門
炭水化物、たんぱく質、脂肪などを体内で使える形に加工し
貯え必要な時に送り出します。

2.生産部門
からだに必要な酵素のほか、腸内の消化・吸収を助ける
胆汁などを生産します。

3.処理部門
アルコールやニコチン、薬物などを分解処理し、からだを
守ります。

4.造血部門
成人になれば造血は骨髄ですが、胎児の造血は主に肝臓で
おこなわれます。いずれも生きていくうえで重要なもの
ばかりです。これら重要な働きの他に細菌免疫にも重要な
役割を持っていることがわかってきました。

(肝臓と免疫)
従来肝臓は、免疫臓器としてはあまり重要視されていませんでした。
しかし、近年肝臓は免疫の中心的役割を持っていることが学会などで
報告されています。
①肝臓での異物排除作用
異物を早期に排除することは病気を防止するためにも重要なことです。
この働きの重要な要は肝臓です。
肝臓には、クッパー細胞(肝臓で活性化されたマクロファージ)という
頼もしい防衛軍団が配備されています。
肝臓には血液が大量に送り込まれます。この仕事に協力しているのが
補体(たんぱく質の一種・肝臓でつくられる)と赤血球です。
補体は異物に目印をつけ、赤血球は免疫に関連した仕事もしているのです。
貧血の人は、異物処理能力が低下しています。
貧血を伴う種々の疾患が治りにくいのはこのためです。
肝臓で処理される異物には、外から侵入したものまた老化細胞、がん細胞
などがあります。

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