自己免疫疾患について ③ 発症原因と治療
自己免疫疾患の発症のしくみ
原因はまず
1.遺伝 (体質)
2.感染 (細菌・ウィルス)
3.女性ホルモン
4.ストレス
この上記4つが大きく関与していると考えられます。
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免疫異常 →→→ 自己抗体の産生 (免疫抑制剤 ステロイド)
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病態形成 (生物学的製剤)
以上の流れにより、免疫抑制剤・ステロイドや生物学的製剤が使用されています。
治療戦略は、
①感染の抑制
②自己抗体産生の抑制
③炎症の抑制
感染とストレスを取り、自己抗体産生を減少させると病態形成はしにくくなる
と考えられます。
「HLAと疾患との関係」についてこんな報告があります。
西村泰治、病理と臨床16(5);581(1998)
疾病 |
HLA | 患者陽性率% |
健康対照群陽性率% |
相対危険度% |
強直性脊髄炎 | B27 | 85 | 1.5 | 208 |
ベーチェット病 |
B5 |
57 |
14 |
3.3 |
インスリン依存型糖尿病 |
DR4 | 68 | 39 | 3.4 |
関節リウマチ |
DR4 | 71 | 41 | 3.3 |
全身性エリテマ |
DR2 | 32 | 14 | 2.9 |
多発性硬化症 |
DR2 | 36 | 14 | 3.4 |
重症筋無力症 |
DR9 | 86 | 27 | 16.4 |
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