太り気味な方、増加の一途 ~体内時計を味方につけよう~

1950~1980年代に生まれた35~69歳の世代で、BMI(体格指数)が増加傾向という調査結果があります。

協会けんぽ(全国健康保険協会)が行った調査で、2015〜2020年度の推移をもとにしたもの。

815万人分のデータを解析し、男女ともにすべての年齢層で、BMI(体格指数)が増加傾向にあったそうです。

研究の対象になったのは、主に食事スタイルの西洋化が進んだ1960年代以降に生まれた世代で、肥満者の割合は今後増加していくと推測されています。

高カロリーの食事は脳の体内時計を乱しやすい

アメリカのバージニア大学の研究によると、 脳にも毎日の生理的リズムを調節する体内時計が備わっており、脳内の神経伝達物質であり、運動機能、認知機能など中枢機能の調節や報酬系に関与するドーパミンの生成にも影響する。

ドーパミンの分泌は、やる気や幸福感、意欲などにも関わっている。

研究グループは、カロリーや脂肪などを調整した食餌を与え続けたマウスは、活動や休息などのリズムが安定しやすく、健康的な体重を維持できるが、糖質や脂肪を多く含む高カロリーの食餌を与え続けたマウスは生活リズムが乱れ、間食を1日中行うようになり、肥満になることを確かめた。

体内時計と健康の関係

ヒトの体には、概日リズム(サーカディアンリズム)を調整する「体内時計」が備わっており、ホルモンの分泌や代謝、睡眠などに関与しています。

サーカディアン(circadian)とは、ラテン語由来の英語で「おおむね(circa)一日(dies)」という意味なのだとか。

人間だけでなく、動物、植物、菌類、藻類などほとんどの生物に存在します。

この体内時計が乱れると、高カロリーの食事を好む傾向が強まり、肥満や糖尿病、心臓病のリスクが高まることが分かっているのです。

高カロリーの食事と体内時計の乱れ

米バージニア大学の研究によると、高カロリーの食事を続けると、脳内の体内時計が乱れ、食欲を抑えにくくなります。

これにより、間食が増え、肥満につながります。

また、ドーパミンの分泌が異常を出て、快楽を求める食行動が助長されることも明らかになっています。

さらに、生活リズムの乱れは脂肪の蓄積を促し、糖尿病や代謝異常のリスクを高めます

現代の生活と概日リズムの乱れ

現代人は、電灯の使用や不規則な食事、運動不足などにより、体内時計が乱れやすい環境にあります。

夜間の食事は脂肪として蓄積されやすく、肥満の大きな要因となります。

他の大学の研究では、概日リズムが乱れるとインスリン感受性が低下し、血糖値の調整が困難になることも発表されています。

体内時計を整える方法

朝に太陽光を浴びることで、体内時計をリセットし、生体リズムを整えることができます。

目から入った光は脳の中にある視交叉上核(しこうさじょうかく)を刺激し、睡眠や代謝を正常にします。

視交叉上核とは、概日リズムを支配する一番大切な体内の部位。

光療法が心血管疾患のリスクを下げる可能性が示されていて、食事療法と組み合わせた治療法としての応用も期待されています。

ドーパミンが減少すると、イライラ・不安感が増し、夜更かし・過食の傾向になってきます。夜更かしすると、食べるものは高カロリー・高糖質の食品が増えてきます。

高カロリーの食事は、体内時計が乱れやすくなるのです。
毎日、朝日を浴びて、体内時計を整え、ウォーキングすること。

また、腸内環境を改善するために、食物繊維の多い食事を食べることも大切です。

自律神経が乱れやすい春。

春から、この習慣を始めて、体内時計を整えませんか?

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