季節の変わり目の不調 ② -乗り切るためのコツ-
桜の花も満開となり、春本番となりました。
今年の春は、気温や気圧変動が激しかったせいで急に体調を崩される方も
多いように思います。めまい・難聴・蕁麻疹・アレルギーの悪化などは
春先に増えます。
前回は春の自律神経の乱れによって、喘息や片頭痛などの症状が起り
やすい事をお伝えしました。この様な自律神経の乱れに対応するために、
まず食生活や生活習慣の改善が必要です。
今回はこんな季節を乗り切るためのコツをお伝えします。
ストレスや気候変動によって働きにくくなった副交感神経の活動を高め、
自律神経のバランスを良くすることが大切です。
重要なポイントは、「腸内環境と血液循環を良くする事」です。
腸には、食物から栄養分を吸収する事と体内の老廃物を排出するという
大切な働きがあります。また、腸と自律神経は密接な関係にあります。
腸の働きが低下すると老廃物が残り悪玉菌が増加し、腐敗により発生する
アンモニアなどの毒素が腸から吸収され、血液が全身へ回ります。
心臓や肝臓、腎臓などの重要な臓器を傷つけ自律神経のバランスも乱れます。
腸の健康を保ち、ぜん道運動を活発にする副交感神経の働きを高めるために
3食の食事を規則正しく食べ、便通を良くして腸を刺激することが大切です。
また血液の循環も大切な事。普段より大きめの歩幅で早歩きし、
階段を使い、電車に乗ったら坐らない。そして入浴は40度以下の温度で
30分程つかると副交感神経は優位になります。
睡眠時間も7時間は確保しましょう。
気候変化も大きい上に、ただでさえ環境の変化が大きいこの時期。仕事や
お付き合い、頼まれ事を抱え込むと一気に症状が悪化します。
色々と用事を頼まれても、この時期は利己主義で自分の体をガードする事も
大切になってきます。
腸内環境を整え、血液循環をよくする漢方や自然薬をお勧めしています。
参照 季節の変わり目の不調①
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