漢方薬の驚異
漢方薬の驚異 第55回 和解剤について

今回から、和解剤についてです。 前回、「正気、病邪とも実していると体と病邪との間に闘争がおこり、 これが激しくなると、熱が出て色々な症状が現れます。これを陽病といいます。 この陽病も3つに分かれていて、太陽病、陽明病、小 […]

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漢方薬の驚異 第54回 和法・和解剤とは

今回より、和法のお話です。 和法とは、昔、熱病の治療方法のなかで病邪が半表半裏にある 少陽病期、発汗吐下の瀉法が良くない時に利用したものです。 (半表半裏とは、内臓の横隔膜・肺・肋骨・胆のうなどに病邪が ある時期のことを […]

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漢方薬の驚異 第53回 桂芍知母湯(けいしゃくちもとう)

今回も風湿を取る代表的処方、 桂芍知母湯(けいしゃくちもとう)のお話。 生薬は、 麻黄(まおう)、蒼朮(そうじゅつ)、防風(ぼうふう) 附子(ぶし)、桂皮(けいひ)、乾姜(かんきょう)、 知母(ちも)、芍薬(しゃくやく) […]

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漢方薬の驚異 第52回 ヨク苡仁湯(よくいにんとう)

  前回は風湿を取る代表的処方、疎経活血湯(そけいかっけつとう)のお話をしました。 今回は、ヨク苡仁湯(よくいにんとう)です。 生薬は、 ヨク苡仁(よくいにん)、蒼朮(そうじゅつ)、麻黄(まおう)、 当帰(とう […]

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漢方薬の驚異 第51回 疎経活血湯(そけいかっけつとう)

風湿(ふうしつ)の話をしてきましたが、今回から風湿を取る代表的処方の話。 疎経活血湯(そけいかっけつとう)です。 この処方は、風湿痺(ふうしつひ)に有効な処方構成となっています。 去風湿生薬として 威霊仙(いれいせん)、 […]

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漢方薬の驚異 第50回 風湿について

湿について前回までお話をしました。 この湿や水に関連して、「風湿 ふうしつ」という病態があります。 湿のある人が、しびれ痛みに罹った時の病態の事です。 現代医学のリウマチ性の運動器疾患、変形性関節症、関節炎などに 相当し […]

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漢方薬の驚異 第49回 湿と水滞

漢方薬の化痰・利水剤のお話を続けてきました。 今回は湿による病について、もう一度復習したいと思います。 日本の風土では、湿によって体の水滞が起こる事はよくあります。 人の体調は、天気、食事にとても影響されますが、 とくに […]

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漢方薬の驚異 第48回 炎症の程度による使い分け

前回は、麻黄(まおう)と石膏(せっこう)の入っている漢方処方は 血管の透過性亢進による浮腫に使用する事をお話しました。 では、どのように処方を使い分けると良いかのお話をします。 まず、炎症の弱い時は、 ●麻杏よく甘湯(ま […]

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漢方薬の驚異 第47回 越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)

今回は、越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)  についてお話します。 この漢方薬の構成生薬は、 麻黄(まおう)、石膏(せっこう)、甘草(かんぞう)、大棗(たいそう)、 生姜(しょうきょう)、白朮(びゃくじゅつ) 主薬は、 ● […]

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漢方薬の驚異 第46回 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

今回は、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)についてお話します。 この漢方薬はかなり有名になったので、知っておられる方も多いと 思います。 現在のエキス漢方治療指針では、虚証の女性で 主に、冷え性、肩こり、頭重感、めまい、 […]

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