漢方薬の驚異
漢方薬の驚異 第75回 寒証、冷えとは

    現代医学では、寒証・冷えに関する病態を病気と 捉えていません。 寒証という認識や温める療法という考えが乏しいのです。 しかし、「手足が冷える、腰が冷える、背中が冷える」など 臨床の現場では訴え […]

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漢方薬の驚異 第74回 抑肝散(よくかんさん) - 認知症患者にも -

  先日、NHKにて漢方薬の番組が放送され、 本日の漢方処方薬「抑肝散」がとても有名になりました。 認知症患者に使用されて、有効例があったようです。 もともと、肝を抑えるという薬。 肝というのは現在の肝臓という […]

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漢方薬の驚異 第73回 加味逍遥散(かみしょうようさん) - 更年期障害に -

  今回は、逍遥散(しょうようさん)の加減法である 加味逍遥散(かみしょうようさん)のお話です。 構成生薬は、 逍遥散(しょうようさん)の「柴胡・当帰・芍薬・白じゅつ・ 茯りょう・薄荷・生姜・甘草」に「牡丹皮と山梔子」が […]

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漢方薬の驚異 第72回 逍遥散(しょうようさん)

今回は、四逆散の変方と考えられる逍遥散(しょうようさん) のお話です。 構成生薬は、 「柴胡・当帰・芍薬・白じゅつ・茯りょう・薄荷・生姜・甘草」 四逆散の「柴胡・枳実・芍薬・甘草」から枳実を除き、補血の 当帰と芍薬を加え […]

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漢方薬の驚異 第71回 柴胡疎肝散(さいこそかんさん)

肝気鬱結(かんきうっけつ)に良い漢方「柴胡疎肝湯 さいこそかんさん」の処方解説です。 生薬は、「柴胡、枳実、芍薬、甘草、香附子、川きゅう」 が配合されています。 香附子というのは抗うつ作用があり、昔から婦人の聖薬として […]

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漢方薬の驚異 第70回 四逆散(しぎゃくさん)の生薬、甘草(かんぞう)

  肝気鬱結(かんきうっけつ)に良い漢方「四逆散」の構成 生薬の続きです。 今回はその4つの構成生薬のうち、甘草(かんぞう)について 解説します。甘草は、漢方処方の70パーセント以上に含まれて いる生薬です。 […]

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漢方薬の驚異 第69回 四逆散(しぎゃくさん)の生薬 芍薬(しゃくやく)

  肝気鬱結(かんきうっけつ)に良い漢方「四逆散」の構成 生薬の続きです。 今回はその4つの構成生薬のうち、芍薬(しゃくやく)について 解説します。 ■芍薬(しゃくやく) ・・・シャクヤク Paeonia la […]

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漢方薬の驚異 第68回 四逆散(しぎゃくさん)の生薬 「枳実(きじつ)」

  前回の肝気鬱結(かんきうっけつ)に良い漢方「四逆散」の構成 生薬のひとつである柴胡(さいこ)について解説しました。 今回はその4つの構成生薬のうち、枳実(きじつ)について 解説します。 ■枳実(きじつ)・・ […]

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漢方薬の驚異 第67回 四逆散(しぎゃくさん)の生薬 「柴胡(さいこ)」

前回、肝気鬱結(かんきうっけつ)に良い漢方「四逆散」のお話をしました。 今回はその4つの構成生薬のうち、柴胡(さいこ)について解説します。 ■柴胡(さいこ)・・上部情動中枢、自律神経中枢へ作用してイライラ緊張を取ります。 […]

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漢方薬の驚異 第66回 四逆散(しぎゃくさん)

前回まで、肝気鬱結(かんきうっけつ)のお話をしました。 精神的なストレスがかかって、自律神経の緊張が起きた状態。 心的な葛藤があり、イライラ・情緒不安定・自律神経失調症が 出てきて、不安感が増している方の病態ですが、とて […]

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