漢方薬の驚異
漢方薬の驚異 第85回 しゃっくり - 術後に発症することも -

前回まで、呉茱萸湯でした。 その中で、少しだけ触れた「吃逆・しゃっくり」の お話です。 「しゃっくり」も術後から難治性で困られている方が いらっしゃいます。 開腹手術をして、難治性の時は補中益気湯や 胃がんの末期に出る難 […]

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漢方薬の驚異 第84回 臓腑の中寒 その6 - 偏頭痛に有効な漢方とは -

前回に引き続き、今回も、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)について。 前回お話をしましたが、嘔吐・しやっくり・ 頭痛に使用され、味がとても悪くて、服用しにくい漢方。 女性に圧倒的に多い片頭痛に有効です。 特に、料亭の女将さん、美容 […]

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漢方薬の驚異 第83回 臓腑の中寒 その5 -

今回は、呉茱萸湯について。 □呉茱萸湯(ごしゅゆとう) ●構成生薬 呉茱萸・人参・生姜・大棗 この処方は、嘔吐・しゃっくり・頭痛に使用されます。 味がとても悪くて、服用しにくい漢方です。 しかし、胃が冷えきっている方に服 […]

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漢方薬の驚異 第82回 臓腑の中寒 その4

前回の大建中湯(だいけんちゅうとう)に引き続いて、 小建中湯(しょうけんちゅうとう)のお話です。 □小建中湯(しょうけんちゅうとう) ●構成生薬 桂枝、甘草、大棗、芍薬、生姜、膠飴(こうい) この処方は、桂枝加芍薬湯に膠 […]

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漢方薬の驚異 第81回 臓腑の中寒 その3

今回も、臓腑の中寒3です。 臓腑の中寒とは食べ物、飲み物で胃袋が直接冷やされ 足が冷えて、冷えた血がお腹にもどり、内部冷却した 状態です。 代表処方の人参湯、真武湯の次に紹介するのは、 大建中湯(だいけんちゅうとう)です […]

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漢方薬の驚異 第80回 臓腑の中寒 その2

今回も、臓腑の中寒です。 臓腑の中寒とは食べ物、飲み物で胃袋が直接冷やされ 足が冷えて、冷えた血がお腹にもどり、内部冷却した 状態です。 代表処方の人参湯「第79回 臓腑の中寒 その1」の次に紹介するのは、真武湯(しんぶ […]

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漢方薬の驚異 第79回 臓腑の中寒 その1

前回「 第78回 中寒基本処方」の続きで、今回は臓腑の中寒です。 臓腑の中寒とは食べ物、飲み物で胃袋が直接冷やされ 足が冷えて、冷えた血がお腹にもどり、内部冷却した 状態です。 代表処方は、人参湯です。 ●構成生薬 人参 […]

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漢方薬の驚異 第78回 中寒基本処方 - 冷えの3部位 -

  前回の中寒のお話の続きです。 体の内部の寒証として、臓腑の中寒があることをお話しました。 体を主に3つに分けて、上焦、中焦、下焦とすると 上焦の冷え・・・肺中冷 中焦の冷え・・・脾胃冷 下焦の冷え・・・腎著 […]

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漢方薬の驚異 第77回 中寒

実は夏の方が、中寒の方が多くなります。 今日は、そのお話。 前回、中寒・・・外因による寒証、寒邪に中る(あたる)事。 と説明しました。 中とはあたる事。寒邪にあたる事を意味しています。 「あたる」とは、命中するという意味 […]

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漢方薬の驚異 第76回 寒証の2つの原因

  前回より寒証のお話です。 暑いときに寒証の話もおかしな話ですが、意外と夏場も寒証の方が 多いです。 冷たい物の取り過ぎ、冷房によっても起こってきます。 これを恩師・山本巖先生は、「冷蔵庫病とクーラー病」と言 […]

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