瘀血について -駆瘀血剤の解説-
京橋・山本内科で実際に、山本巖先生が常用された処方は以下のとおりである。 通導散 芎帰調血飲第一加減 活血化瘀凍瘡湯 (山本家伝方) 桂枝茯苓丸 大黄牡丹皮湯 桃核承気湯 治打撲一方 冠心Ⅱ号方 桃紅四物湯 この処方を […]
瘀血について -活血化瘀薬-
活血薬・・・動脈系の血管拡張、血流改善 当帰・川芎・丹参・赤芍 化瘀薬・・・静脈系の血流改善 紅花・牡丹皮・田七人参・蘇木 破血薬・・・凝集した血液分解、うっ血除去、 […]
瘀血について -瘀血の自覚症状と他覚症状-
瘀血の自覚症状として、 腹部膨満感 寒熱の感覚 麻痺、しびれ 精神異常、健忘、幻覚、うつ状態 口渇、口燥 頭重、頭痛、眩暈、歯痛 などの症状がよくみられます。 一方、他覚症状としては 顔面、口唇、舌、歯齦 口唇の乾燥 […]
瘀血について -瘀血の症状-
瘀血主要症状として、大きく分けて3つあります。 1.疼痛(とうつう。ずきずきした痛み) 固定性で移動しない (移動する場合もあるが、比較的固定性が多い) 刺痛 絞痛 腫痛 (痛みの種類は多様だが、刺すような痛みが多い) […]
瘀血(おけつ)とは? - 考え方と病態 -
瘀血(「おけつ」、「お血」とも書かれます)とは、臨床的仮説としてとらえる病態をいいます。 医学が未発達の時代に、 血が滞っていると想定した一種の仮説であり、うっ血や微小循環障害に関連しています。 瘀血の病態は現在の医学レ […]
瘀血について -山本巖の弟子入りの時の会話と語録-
私の恩師・山本巖先生がご自分の師である中島随象先生に 弟子入りされた時、まず一番最初に質問をした時の事を教えてもらった ことがあります。 山本 先生、「病とは何ぞや・・・」 中島「病は邪である」 山本「治法は」 中島 […]
瘀血について -湯本求真先生の処方-
湯本求真先生の実際の処方をまとめると、 1.大柴胡湯合桃核承気湯合大黄牡丹皮湯 2.小柴胡湯合桂枝茯苓丸加枳実・石膏 3.大承気湯合桃核承気湯 4.小柴胡湯合桃核承気湯合当帰芍薬散合大建中湯 5.小柴胡湯合半夏厚朴湯合桂 […]
京都漢方研究会 講演 -山本巖先生の漢方療法2- 瘀血について②
昔から、瘀血の事は知られています。 有名な漢方医は難治性疾患、慢性疾患には、やはり瘀血を改善させる事を 第一に考えていたようです。 例えば、江戸時代水戸藩の御典医 原南陽先生は、瘀血を改善させるため 刺絡療法を取り入れた […]
前立腺肥大、前立腺炎と漢方
■■鼈甲と芍薬の応用について ・「私は、前立腺肥大で尿の出が悪くて困ります。」 ・ファーストチョイスは、猪苓湯で対応する。 ・前立腺炎、精嚢炎などの実質臓器の炎症は漢方的には 癰(よう)という。 ・内癰は、腸癰と同じよう […]