冬本番 肺炎に気をつけて

寒さ本番の季節になると、インフルエンザが流行し、その後体力が落ちる方も多いです。

新型コロナウイルスとインフルエンザの同時感染する方、時間差でどちらにも感染する方もいらっしゃいますね。

風邪・インフルエンザ・新型コロナウイルスをこじらせて肺炎になることがあります。

令和3年度の死亡原因では、がん、心疾患、脳血管障害に次いで肺炎は第4位。

特に高齢者は注意が必要な疾患です。

喉や気管などの気道に炎症が起こり、気道の防御機能が弱まって細菌感染しやすくなります。

その後、風邪以外の他の細菌に感染し、2次感染を起こして肺炎になります。

細菌性肺炎の多くはこのケースです。

肺炎は体の外から細菌が入ってくると思っている方が多いですが、実は私たちの腸内にも肺炎を起こす「原因菌・肺炎桿菌(はいえんかんきん)」という腸内常在菌がいます。

普段はおとなしくしているのですが、免疫力低下するとここぞとばかりに腸から肺へ移り、肺炎を起こします。

肺炎桿菌を自由に行き来させないためにも、免疫の要である腸と、第2の要である肝臓の免疫をしっかり働かせて、肺炎になることを防ぐ必要があります。

高齢の方、小さなお子様、そして若くてもストレスが多く慢性疲労のある方は特に注意してください。

また、気管支炎・ぜんそく・肺気腫・肺線維症などの呼吸器の慢性の病気がある方は、気道や肺に病原微生物が感染しやすくなっているため、肺炎を併発しやすくなります

呼吸器以外でも糖尿病や腎不全、肝硬変などの内臓の病気を持っていると全身の免疫力が低下し、細菌感染しやすいので気を付けてください。

冬の間は特に、腸や肝臓の免疫を活性化して、簡単に肺炎にやられないような体づくりが必要でしょう。


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