幸せな老後の過ごし方

「人生100年時代」

『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』という本で提言されて、マスコミなどでも取り上げられるようになってもう数年経ちますね。

幸せな老後は「希望を持つことから始まる」と言われています。

社会との関わり活動的でいきいきと暮らしたいという欲求がなければ、人はたちまち動くことをやめて、孤独に陥り、死に向かって転落し始めます。

老いに伴う問題の一つは、立ち向かうべき課題がなくなることですが、運動しているといつまでも向上心を持って、頑張り続けることができると思います。

運動はドーパミン(意欲と運動システムの要となる神経伝達物質)の自然減少を予防すると言われています。

体を動かすとドーパミン神経細胞同士のつながりが強められ、自然とやる気が増してきます。

またパーキンソン病の予防にもなると言われています。

忙しく生きていないと、体は急速に死に向かうと言うこともできます。

計画や目標を立て約束を入れることは大切と思います。

しかし、年をとっても運動を続けるには、頑丈な体が必要です。

何より骨粗鬆症の予防をしておくことも大切だと考えます。

現在日本では女性の980万人、男性300万人が、骨粗鬆症になっていると言われています。

1年間に骨粗しょう症でもろくなった股関節などを骨折して亡くなる女性は、乳がんで亡くなる女性よりも多いそうです。

女性の骨量がピークに達するのは30歳前後で、その後は更年期まで毎年1%ずつ減少します。

さらに、更年期になると減少ペースは倍増すると言われています。

その結果60歳になる頃には、女性の骨は約30%が消えてしまっているとも言われています。

カルシウムとビタミンD(毎朝太陽光10分間浴びれば、ただで摂取できる)を摂って、エクササイズや筋力トレーニングで骨を強化していけば話は違ってきます。

若いうちにウエイトトレーニングや走ったり飛んだりという動きが含まれるスポーツをしていれば骨の自然な現象は予防できます。

ある研究ではわずか数ヶ月のウエイトトレーニングで女性の下肢の骨の強さが2倍になったという報告もあります。

90代の女性でも骨を強化して、骨粗鬆症を予防することは必要なことだと思います。

少しでも体を動かして、筋力や骨の老化現象を食い止め、元気に年を重ねていきませんか?


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