知って得する漢方の豆知識~花粉症 ②-治りにくい理由-

最近の花粉症はなぜ簡単に治りにくくなったのか? その理由を考えてみたいと思います。

スギやヒノキは、何千年も前から存在します。 そして、奈良吉野地方には昔からスギが多くあったのに 花粉症患者はいなかったのです。

そう考えると、花粉症が昭和45年頃以降に非常に多くなり 最近特に治りにくいのは 「現代人の体質の変化」としか考えられません。

私は食生活が大きく変化して、体が水毒体質になった事だと 思います。

水毒(すいどく)という言葉を聞かれた方も多いと思いますが、 これは漢方の用語で、 体のどこかに水分が貯留停滞した状態という事です。

水とは水分の代謝異常やその結果生じる液体ととらえる 考え方です。

症状としては、水様の喀痰、鼻水、自汗、手指のこわばり、冷え、 関節水腫、しびれ、体が重い・筋肉の痙攣(コムラ返り)・ 頭重・めまい・緑内障など多彩な症状が現れます。

色々な漢方を応用すると、体に溜まった余分な水を尿、便、汗 などによって対外へ排泄できます。

水毒をとる漢方薬を使用すると余分な水の排泄を効率的に でき、花粉症体質(アレルギー体質)の改善に役立ちます。

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