漢方薬の驚異 第101回 お血(おけつ)の症状 -5-
今回から、お血(おけつ)の病態・症状に対応する漢方薬について解説します。
まず、現在の日本の医療現場で使用されている漢方エキス剤の処方は
●活血化お剤、瀉下剤
1.桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
2.桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
3.冠心二号方(かんしんにごうほう)
4.通導散(つうどうさん)
5.きゅう帰調血飲(きゅうきちょうけついん)
6.治打撲一方(ちだぼくいっぽう)
7.腸癰湯(ちょうようとう)
8.大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)
などが利用されています。
活血化お剤(かっけつけおざい)は、お血を改善する処方で
静脈うっ血の改善・抗凝血・鎮痛・血腫の吸収などの効果を持つ
下の活血化お薬を主としています。
状態に応じて、気滞には理気薬、血虚には補血薬、寒証には、
きょ寒薬、熱証には清熱薬を加えて構成されています。
注意点としては、月経血の多い人には使用しない。
薬物によって、子宮収縮を起こして流産の危険があるので
妊婦には使用しません。
次に使用される生薬は、、
●●活血化お薬
1.桃仁(とうにん)
2.丹参(たんじん)
3.川きゅう(せんきゅう)
4.牡丹皮(ぼたんぴ)
5.蘇木(そぼく)
6.紅花(こうか)
7.当帰(とうき)
8.牛膝(ごしつ)
9.水蛭(すいてつ)
10.虻虫(ぼうちゅう)
11.しゃ中(しゃちゅう)
などがあります。
□注意・免責事項
◎体の状態は個人によって異なっています。
現在治療中の方はかかりつけの主治医と
相談をしてください。
◎ご自分の責任の範囲でご利用ください。
記載内容を利用し生じた結果について、
当方では責任がとれませんのでご了承
ください。
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