漢方薬の驚異 第93回 しもやけ
今回は、「しもやけ」の話。凍風ともいい、寒さによるアレルギーです。
お血(おけつ)のある人が、寒にあたる
「中寒」によって起きる局所的な血痺の証。
お血の素因のある人が、静脈側のうっ血と
凝固血栓の形成傾向のある人が寒冷刺激を受けて
発病します。
血流のみを改善しても完治しません。
お血を除かなければ、この病気は治らないのです。
1.寒冷刺激による血流障害
↓
2.血管内での血液凝固
↓
3.末梢のうっ血
↓
4.床の中で、温まると充血します。
この病態には、動脈側の血行を良くする事。
代表処方は、当帰四逆湯
静脈側の凝固や血栓は、駆お血剤で取り除きます。
桂枝茯苓丸などを夏場もずっと継続服用すると
よくなります。
□注意・免責事項
◎体の状態は個人によって異なっています。現在治療中の方は
かかりつけの主治医と相談をしてください。
◎ご自分の責任の範囲でご利用ください。記載内容を利用し
生じた結果について、当方では責任がとれませんのでご了承
ください。
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