漢方薬の驚異 第62回 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
今回も、引き続き和解剤についてお話します。
柴胡桂枝湯(さいこけいしとう) の構成生薬は、
柴胡(さいこ)、黄ごん(おうごん)、半夏(はんげ)、
生姜、大棗(たいそう)、人参、桂枝(けいし)、
芍薬(しゃくやく)、甘草(かんぞう)
柴胡桂枝湯は、小柴胡湯+桂枝+芍薬
小柴胡湯合桂枝湯ともいえる処方です。
柴胡+黄ごん・・・・炎症を抑える。
半夏+生姜・・・・・嘔吐、悪心を止める。
芍薬+甘草・・・・・腸管の痙攣を取るので、腹痛に。
主に、発熱疾患・感冒・インフルエンザの重篤症状でない
ケースに用いられます。
柴胡+芍薬+甘草で向精神作用のある処方としても、
使える処方です。
子供の自家中毒、風邪を引きやすい方の
体質改善漢方としても利用できます。
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