漢方薬の驚異 第54回 和法・和解剤とは

今回より、和法のお話です。

和法とは、昔、熱病の治療方法のなかで病邪が半表半裏にある
少陽病期、発汗吐下の瀉法が良くない時に利用したものです。

(半表半裏とは、内臓の横隔膜・肺・肋骨・胆のうなどに病邪が
ある時期のことをいいます。)

病邪が生体を犯すとき、

正気が実していて病邪が弱いときは、体の中へ侵入できません。
しかし、正気が虚して病邪が実していると発病します。

正気、病邪とも実していると体と病邪との間に闘争がおこります。

これが激しくなると、熱が出て色々な症状が現れます。
これを陽病といいます。

この陽病を漢方では、

太陽病、

陽明病、

小陽病    とに分けます。

このうち、小陽病は病邪が半表半裏にあり横隔膜近くの上下に
病邪が存在するとされています。

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