春の3大不調におすすめ漢方 ~花粉症、自律神経、胃腸~

春先は「寒暖差・環境変化・花粉」が重なり、体も心もゆらぎやすい季節です。

ここでは、お客様向けに代表的な不調と漢方での対応をわかりやすくまとめます。

1. 花粉症(アレルギー性鼻炎)

こんな症状はありませんか?

くしゃみ・鼻水・鼻づまり

目のかゆみ・充血

のどのイガイガ、咳ばらい、だるさ など

花粉症は脾(胃腸)や肺(呼吸・皮膚)の弱りと考えられ、水分代謝の乱れが大きく関係しています。

漢方でよく使う処方

症状や体質で使い分けます。

水っぽい鼻水・くしゃみが多いタイプ

→ 小青竜湯:透明でサラサラの鼻水・くしゃみに。

鼻づまり・頭重感がつらいタイプ

→ 葛根湯加川芎辛夷:花粉症を含む鼻づまりに。市販薬にも多い処方です。

2. 春の自律神経の乱れ・メンタルの不調

春は気温や環境の変化が大きく、「なんとなく不安・イライラ・だるい」といった心身の不調が増えます。

よくある訴え

気分の落ち込み、やる気が出ない

イライラ・不安感・眠りが浅い

頭重感・めまい など

東洋医学では、春は「肝」が乱れやすく、それが気分や自律神経に影響すると考えます。

漢方でよく使う処方

イライラ・不安・のぼせ・ほてり

→ 加味逍遙散:更年期・PMSで有名ですが、春の「イライラ+不安」にもよく使われます。

緊張しやすい・眠りが浅い・怒りっぽい

→ 抑肝散加陳皮半夏:神経が高ぶりやすい方、子ども〜大人まで広く使われる処方です。

気分がふさぎ、ため息、胸のつかえ感

→ 香蘇散・四逆散:ストレスで「気」が滞っているタイプに。

生活面では、「夜更かしを避ける」「朝日を浴びて体内時計を整える」「予定を詰め込み過ぎない」ことも大切です。​

3.春の胃腸の不調(食欲低下・下痢・お腹の張り)

春は自律神経の変化で胃腸が敏感になり、次のような症状が増えます。

食欲がわかない

下痢と便秘をくり返す

胃のつかえ・みぞおちの違和感 など​

東洋医学では、「肝」が高ぶると「脾胃(胃腸)」を攻撃するとされ、ストレス+季節変化で胃腸に負担がかかると考えます。

漢方でよく使う処方

胃腸が弱く、疲れやすいタイプ

→ 六君子湯:胃もたれ・食欲不振・胃の重さに。​

胃のつかえ・ゲップ・みぞおちのつっぱり

→ 半夏瀉心湯:ストレスや冷えで胃腸のバランスが崩れた時に。​

ストレス+胃腸症状+イライラ

→ 加味逍遙散・柴胡桂枝湯など、「肝」と「脾胃」を一緒に整える処方を検討します。

すべてのタイプにおいて、食事は、「よく噛む」「冷たい物・甘い物・脂っぽい物を控える」が基本です。​

4. 春の「なんとなく不調」を軽くする養生のポイント

漢方薬だけでなく、毎日の過ごし方もとても大切です。

首・背中を冷やさない(春の風は「風邪(ふうじゃ)」の入り口と考えます)​

夜更かしを控え、早寝・早起きを意識する​

ウォーキングやストレッチで「気・血」の巡りを良くする

花粉症の方は、マスク・メガネ・帰宅後の洗顔・鼻うがいなどで「外から入れない」工夫をしましょう。

春は“心と体の衣替え”の季節です。

いつもと違う不調があれば、早めにご相談ください。

同じ“花粉症”でも、体質によって合う漢方薬はそれぞれ違います。

漢方薬局けんこう屋では、症状だけでなく、冷え・イライラ・疲れやすさなども一緒に考えています。

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