がんを治めるには「副交感神経」がカギ

花粉症が始まりそうな時期になりましたが、まだまだ寒い日が続きますね。

この時期、体温調節を担う自律神経が、春や秋以上に頑張っています。

そのせいで、気候のいい時期以上に疲れやすくなる人も。

暑さ寒さもストレスの原因なのですね。

「がん」もストレスが大きな原因。

10人中8~9人は、がん発症の2~3年前に強いストレスを受けていると言う医師も。

ストレスを受けると交感神経が緊張します。

長期間ストレスを受けると、交感神経の緊張が長期間続くということ。

交感神経が緊張し続けていると、ガンは良くならず、再発の可能性も高くなります。

副交感神経を司るリンパ球(NK細胞、T細胞など)を活性化し、ガン細胞に対する免疫力を増強させたいですね。

そのために4つの方法があります

①        身体を温め、循環を良くする(深呼吸・軽い体操・入浴・笑うこと・鍼灸・漢方薬・呼吸法)

②        腹八分目、消化機能を良くする(食欲を増し、便秘改善。発酵食品・キノコ・海藻を積極的に)

③        便・尿をよく出す(排泄系の改善)

④        甘い物、油料理、肉料理、乳製品は極力控えて (DHA・EPA、シソ油などオメガ3の油は多めに摂る)。

この4つのほか、最近の研究では「運動」の有効性が言われています。

筋肉には体を動かしたり支えたりするだけでなく、ホルモンを分泌する働きがあります。

そのホルモンが「マイオカイン」です。

マイオカインには、抗ガンの作用があるものも。

  • イリシン ・・・ 乳がん・すい臓がん
  • スパーク ・・・ 大腸がん
  • インターロイキン6、 エピネフリン ・・・ NK細胞を働かせ、免疫力向上

筋肉の量をトレーニングで増やせば、このようなマイオカインを分泌させ、抗ガン効果を期待できるのですね。

「がん治療は、筋肉の量で決まる」と言う医師もいます。

手術前などに、自分なりにできる範囲で筋トレをするのも、効果が上がると思います。

ボディビルやスポーツ選手のようなハードな筋トレをする必要はありません。

筋肉の量は、がん患者さんの生存率や病状にまで影響を与えるかもしれませんね。

がんになってからも、がんになる前も、日々の生活習慣をより良いものにするとともに、運動習慣も持ちたいですね。  

  


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