2025年問題の前に「予防」のススメ
2021年がスタートしました。コロナが再び猛威を振るい、全国的に感染者数が急増しています。
医療崩壊が近いと言われ、不安な毎日が続いています。医療現場が大混乱になっていますが、もう1つの問題が生じています。
それは、高齢者の方の要支援・要介護申請が全国的に例年より急増していることです。
時事通信調査では、2020年10月度に要支援から要介護への区分変更申請が前月比30%超増えた自治体が10市に上り、自然増では前例がないそうです。
「健康寿命を延ばそう」、「認知症予防に取り組もう」を合言葉にした高齢者対象の健康教室やコミュニティーサークル活動が、コロナによって活動制限されたこと、またディサービスなどの施設利用を控える人が多くなったこと等が原因です。
高齢者が自宅にこもりがちになれば、足腰は弱り、脳の機能や身体能力も落ち込みます。
さらに、物忘れから始まり、思い込み、勘違いそして認知症へ進んで行きます。その結果、介護が必要になるケース、介護度が悪化していくケースが多いです。
「2025年問題」は、2025年以降、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、超高齢化社会になることをいいます。
団塊の世代の人口は約800万人です。厚生労働省の試算では、この世代がが75歳以上になると、現在約1,500万人の後期高齢者人口が、約2,200万人に膨れ上がると報告されています。
我が国は、国民の4人に1人が75歳以上という、世界史上類を見ない超高齢化社会に突入します。
コロナによって医療現場は疲弊しています。これからの高齢者は、自分の身は自分で守る意識が今まで以上に必要であると考えます。
新年早々暗いニュースから始まりましたが、治療より予防。予防が何よりも勝ります。
この一年も健康情報やお役立ち情報を発信して参ります。一緒に学び、元気に過ごして参りましょう。
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