がん患者　新たに年９９万人　その1

2019年3月8日 2021年9月17日

e-kenkouya.com

　一雨ごとに春めいてきました。今年は、花粉も多い様です。
どうぞ気をつけてお過ごし下さい。

先日の競泳女子の池江璃花子選手、堀ちえみさんのがんのニュースは、
とてもショッキングなニュースでした。
お二人とも若くて普段から元気そうな方が、まさかの白血病と舌がんでした。

現在、国民の２人に1人はがんになるといわれ、どのように予防すれば良いのか、
国をあげて取り組んでいます。

全てのがん患者を追跡する「全国がん登録」制度が2016年に動きだして、
初めての分析データを厚生労働省が公表しました。
全国がん登録は、効果的な治療や早期発見につながる検診、予防法の研究などに
役立てるのが狙いです。
13年の法制化の際は、患者団体も「登録制度はがん対策の根本」と早期の
成立を求めていました。

診察した全ての病院に患者情報の登録を求め、これまで任意だった
約１万４千の病院や診療所からの届け出を義務化しました。
登録するのは患者の氏名、性別、生年月曰、住所のほか、がんの種類や進行度、
見つかった経緯、治療内容など26項目になります。
データは都道府県を通じて国立がん研究センターが一元管理。
市町村から住民死亡データの提供も受け、患者の生死も追います。

今回発表された2016年にがんと診断された患者数は延べ99万人を超え、
日本のがんの実態が判明しました。

部位別では、大腸がんがトップ。

都道府県別で最も高いのは長崎の４５４・９で、秋田４４６・３、香川４３３で、
愛知３６７・５、長野３６７・６と続きました。
(人口10万人当たりの罹患率)がんの種類ごとに都道府県別の罹患率も出ています。

次回は、何故がんが増え続けるのかを考えてみたいと思います。

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