危険な高温多湿の過ごし方
記録的な猛暑が続き熱中症の方もかなり増えています。
高温多湿なので、お体を大切にお過ごしください。
環境省の熱中症環境保健マニュアル2018では、
熱中症の症状と重症度分類を解説しています。
1度=めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直、手足のしびれ
・気分の不快の症状があり、症状から「熱失神」
「熱けいれん」と診断
2度=頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感の症状があり、
「熱疲労」と診断
3度=2度の症状に加え、意識障害・けいれん・手足の運動障害、
高体温の症状があり、日射病と診断 ポイントは意識が
しっかりしているかどうか。
「少しでもおかしいと感じた場合は、2度以上と判断して病院へ
の搬送が必要です」と強調しています。
■どんな応急処置が必要?
求められる応急処置としては、
(1)風通しの良い日陰やクーラーがきいた部屋に避難
(2)衣服を脱がせ、水をかけるなどして体を冷やす。
氷のうなどがあれば、首や脇の下、太腿の付け根を集中的に冷やす
(3)冷たい水を飲んでもらう。応答がない場合、誤って
水分が気道に 流れ込む可能性があるので注意が必要です。
また、「脳卒中は冬に多い」と思われがちだが、脳梗塞に限ると、
むしろ 7~8月の夏に発生数が多くなっており注意が必要。
国立循環器病研究センターによると、夏に脳梗塞が起こりやすい理由
として挙げられるのが、脱水による体内の水分不足。
夏には汗を多くかくため、それに見合った量の水分を補給して
いないと、体が脱水症状に陥り、血液が「ドロドロ状態」となる。
その結果、血管がつまりやすくなります。
また、寒さで血圧が上がりやすい冬とは逆に夏は体の熱を放出
しようと血管が拡張しやすくなっているので、生理機能が低下
している人や、降圧剤などを服用している人は、血管拡張のために
血流が遅くなり、血栓ができやすい状態になります。
さらに飲酒は尿量を増加させ脱水の原因になります。
これらが重なると夜間に脳梗塞を発症しやすくなります。
危険な暑さの今年の夏。どうぞ、気をつけてお過ごしください。
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