中東呼吸器症候群(MERS マーズ)について

201568

5月末から真夏日が続いたあと、梅雨入りしてから肌寒い日々となりました。

韓国ではMERSという感染症が流行しています。

産経ニュースによると2015年6月3日午前時点で、感染した疑いのあるのは398人。

感染者と接触するなどして隔離措置が取られている対象者は1300人以上に膨らんだそうです。

韓国全土で約210の小中高校が休校となりました。最初の患者と接点のなかった男性2人への3次感染までが確認されているそうです。

 

MERSは、2012年にサウジアラビアで初めて確認されたウイルス性の感染症。

MERSコロナウイルスと呼ばれる新種のウイルスが感染源です。

2003年ごろにアジアを中心に774人もの死者が出た重症急性呼吸器症候群(SARS、サーズ)の原因と同じコロナウイルスの仲間で、アラビア半島などの中東地域で患者が多く報告されていることから「中東呼吸器症候群」と名前がついています。

韓国の感染拡大の原因を、韓国予防接種諮問委員会の委員長を務める李煥種(イ・ファンジョン)ソウル大学教授は、3つの可能性を指摘しています。

①最初の患者が平均より感染を広める力が著しく強いタイプの人だった        

②元々人から人へうつりやすいウイルスだった                    

③ウイルスが変異した。

 

21世紀は感染症の時代といわれます。

インフルエンザ、肝炎ウイルス、エイズなど、どれもよく知られた病気で、今後も増加が予想されています。

そして、ウイルス感染症はいまだ根本的治療法がないのが現状です。

感染症は、現代の医療技術をもってしても対症療法的な治療が中心です。

インフルエンザでさえも、根本的治療薬はありません。

細菌感染症は抗菌薬が有効ですが、ウイルス感染症は自分自身の力で乗り越えるしかありません。

このため抵抗力の弱い子ども、お年寄りにとってウイルス感染症は最も脅威となる疾患です。

ウイルスは感染予防が第一ですが、たとえ感染しても自己の免疫力を高めておけば症状を軽くしたり、長引かせずにすみます。

漢方薬では、人参・黄耆(おうぎ)などの生薬が入ったものや、多糖体物質を多く含むキノコ製剤などを服用していると免疫力が高まり、いざという時の感染防御力は違います。

ウイルスが体内に侵入しにくくする為に、日頃から粘膜強化も必要です。

ウイルス感染症の予防

1.マスク

2.うがい・手洗い

3.保温と安静

4.睡眠安静

これらとあわせて、免疫力を高める漢方などで、感染防御を助ける事がポイントです。

これからの時期は、夏バテしないようにする事も大切ですね。

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