漢方薬の驚異 第99回 お血(おけつ)の症状 -3-

今回もお血(おけつ)の症状についての続きを。

前回の「漢方薬の驚異 第98回」はこちら

腫瘤(しゅりゅう。こぶ、固まりのこと) について

1.うっ血肝、肺のうっ血、
      心不全による臓器のうっ血腫大

2.静脈瘤症候群

3.ファイブロージス

4.強皮症、ケロイド、癒着

5.癌、子宮筋腫、肉腫

強皮症などの膠原病は、結合組織を炎症反応の主な場所とする全身性慢性炎症性疾患であり、その発症には自己免疫が関与している疾患です。

a.関節リウマチ(RA)

b.全身性エリテマトーデス(SLE)

c.強皮症(SSc)

d.多発性筋炎・皮膚筋炎(PM,DM)

など炎症によって結合組織が硬化してくる難病は、お血が絡むと山本先生は言われました。

また、「お血というものは、色々な病態に附属するものなんです。
どんな疾患にも多かれ少なかれお血が絡んでいます。
特に、慢性疾患ではね。ところが、お血単独で存在することはありません。
お互いに他の病態と因果関係もあって、複合錯雑しているわけです。
だから、すっきりわからないのです。
例えば、頭痛があるとしてその何パーセントがお血の頭痛がしめているかといっても難しいのです。」

と話されました。

慢性疾患は、「お血」単独では存在せず、「陰虚」や「気虚」なども複雑に絡みます。

「陰虚」とは

漢方薬の驚異 第33回 陽虚と陰虚

「気虚」とは
胃の機能障害と漢方薬にできること
で解説しています。

 

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現在治療中の方はかかりつけの主治医と
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