秋の乾燥から身を守り、 肺の働きを高めましょう
夏が過ぎると秋には空気が一変して風は冷たくなり乾燥してウイルスが活動し始めます。
ウイルスは温度が低く湿度も低い状態が大変好きと言われています。
寒さと乾燥の季節は室内温度18°~22℃
湿度が50から60%
の状態を保てばウイルスの予防になると言われています。
インフルエンザウイルス・コロナウイルスの対策には、温度計や湿度計を常備し、エアコンや加湿器を使ったり、部屋に濡れタオルを置いたりして調節しましょう。
乾燥には2種類あります
- 外からの乾燥
- 体の中からの乾燥
漢方では、秋の季節に起こる、外からの乾燥を「外燥(がいそう)」と言います。
夏に汗をかき過ぎて、冷房による体の冷えから体の中からの乾燥を「内燥(ないそう)」と言います。
秋の外からの乾燥、外燥を防ぐためには、どうしたら良いのでしょうか?
昔から体を潤す食べ物を摂るようにすると良いと言われています。
秋は辛い物を食べて、血行を良くして肺の働きを良くし、潤いを与えましょう。
辛い食べ物 (ねぎ・生姜・ニンニク・コショウ・紫蘇・唐辛子・八角など)を食べると、体が温まり血行が良くなり、発汗を促し、血や気を巡らせる働きがあります。
辛い食べ物は、肺が活発に働いてくれるようになります。
肺を元気にするためには、肺が活発に働いてくれるようになるとはいえ、辛い物はほどほどに、潤す食べ物を積極的に摂りましょう。
杏(あんず)・柿・リンゴは、喉を潤す果物です。
漢方では杏の種は杏仁(きょうにん)という生薬として使われています。
咳の症状を緩和し、痰を切りやすくすると言われています。
中華薬膳料理のデザートに、杏仁豆腐(あんにんどうふ)がありますね。好きな方、多いかもしれません。
杏の種を粉末にして、苦みを消すために甘くした料理なのです。
最後に、白い食材は、肺を潤してくれると言われています。
梨、白きくらげ・レンコン・大根・ゆり根・山芋などがあります。
季節の変わり目で、体調を崩しやすい季節です。
毎日の食事に漢方の考えを取り入れて、元気に秋を過ごしたいものです。
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