こんがりきつね色 どうして良くないの?
こんがりきつね色というのは、料理の世界では見た目においしそうで、味も良くなるので、おいしいものを作る料理人の腕前かもしれませんね。
- ポテトチップス
- 唐揚げ
- ホットケーキ
- ステーキ
- フライドポテト
みなさん、大好きなメニューではないでしょうか。
しかし、健康の世界では、この「おこげ」が老化を促進することが分かり、また、いろいろな病気の原因とも言われています。
AGEs(Advanced Glycation Endoproducts)、聞いたことありませんか?
タンパク質や脂質に糖がくっついて、糖化反応が起こります。その生成物質を「AGEs」(最終糖化産物)と呼びます。
糖とたんぱく質が反応してきつね色になることをメイラード反応と呼んでいるのです。
このメイラード反応が、美味しく危険なAGEsを作り上げます。
どういったものがAGEsが多い食品なのでしょう?
ステーキ、フランクフルト、唐揚げは、ほぼ同じ量のAGEsと言われています。
最高のAGEs食品といえば、「カリカリに焼いたベーコン」
このベーコンは、唐揚げやフランクフルトの約9倍~10倍のAGEsが含まれていると言われています。
ハンバーガーショップで、ベーコンチーズバーガー・フライドポテト・コーラを注文するとAGEsがたっぷり摂れてしまうわけです。
オーブン料理や油で調理する料理ではAGEsが多くなり、蒸し料理などはかなり少なくなると覚えておいてください。
高温の状態になると糖と脂質、たんぱく質は、たくさんのAGEsを作ります。
体の外から摂るものだけではありません。
常に血糖値が高い方は、体の中でもタンパク質と糖がひっついて、このAGEsができやすい状態になっています。
上がってしまった血糖値は下げるように体を維持する必要があります。
糖尿病の方は常に高い血糖値を維持しているため、体の中でもAGEsはできやすくなります。
AGEsが体に多いと、どのようなことが起こるのでしょうか?
老化現象が進んでいきます。
白内障や加齢黄斑変性症、お肌の老化、骨の老化が早まります。
体の組織や臓器は全てタンパク質でできています。
ほとんどの臓器が老化していくと考えてください。
たくさん糖質を摂取していいわけではありません。
自分自身が代謝可能な範囲での摂取を心がけましょう。
体の中でできてしまったAGEsは、体の外へ出すのは難しいもの。
欧米の朝食は
- カリカリに焼いたベーコン
- カリッと焼いた目玉焼き
- こんがり焼いたトースト
- 甘いオレンジジュース
日本の朝食は
- 白いご飯
- 味噌汁
- 海苔生卵
- 焼き鮭鮭
- 納豆
- 漬物
こんなイメージありませんか? 和食はAGEsが少ないですね。
日本人は昔からお肌のきれいな人が多く、老化しにくいと言われています。
食生活に秘密があるように思われます。
高級な化粧品を使ってお肌ケアも大切ですが、食生活の見直しも大切と思います。
洋食もおいしいですからやめるのではなく、回数や量を減らして、賢く食べていきたいものですね。
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