漢方薬の驚異第5回　代替医療

2015年10月27日 2015年10月27日

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ＭＲＳＡ、エイズ、ガン、膠原病、など現代医学でも
難病といわれる病気が増加しています。
最先端医療を行っているアメリカは、10年程前より考え方を
変えてきました。現在、代替医療も真剣に取り入れ始めています。
アメリカで始まったホリスティク医学は、
身体性・・・Ｂｏｄｙ（からだ）
精神性・・・Ｍｉｎｄ（こころ）
霊性・・・Ｓｐｉｒｉｔ（いのち）
この3つが渾然一体となった人間をまるごと捉えようとする
医学です。
一方、アメリカの潤沢な資金を投与して国策として
行われている西洋医学の最先端ゲノム研究。
すべての遺伝子の暗号を解明する方向です。
ＤＮＡレベルでの疾病の原因とさらに薬物への反応性を
解明しようと試みられています。
また、漢方の体質・疾病診断法である、証（しょう）という
概念もゲノム研究されようとしています。
遺伝子の特定ができると、副作用を避けて主作用を効率よく
引き出す治療が患者個人のレベルで行えるという研究です。
これによって、遺伝子異常の病気やガン・糖尿病・感染症に
たいしても個人の遺伝子情報にもとずいて、疾病の予防と
治療を行い、病気を治す事が可能になるとされています。
アメリカで二つの考え方の違う医療が始まった事は、大きな
進歩となると思います。
私は病気の遺伝子解明や個人の遺伝情報がすべて解明された
としても病気が治るとは思えません。
病気とは、遺伝因子はもちろん、自然環境、社会環境、
家庭環境も含めた自然の中の一部として捉えないと
ならないと考えています。20世紀の科学、物質の科学を追い求める
のではなくて、21世紀の生命の科学を新しく再構築する必要がある
と思います。西洋も東洋も得意な分野があり、双方の良い部分を
取り入れた統合医療が益々重要になってくると考えます。
世界の四大医学は、
中国伝統医学・・・（中国伝統医学）
アーユルベーダー医学・・・（インド伝統医学）
ユナニー医学・・・（アラブ伝統医学）
ギリシャ医学
と言われています。
これら医学のなかにも、まだまだすばらしい薬や治療法が
沢山、眠っていると思います。