癌から逃れるにはどうすれば良いのか

朝晩は肌寒く、日中は暑くなって、寒暖差の大きな日々が続いています。
季節外れの黄砂が飛び、喉や鼻の調子の悪い方もおられます。
季節の変わり目、体調に気をつけてお過ごしください。

前回の岡山大学の細胞生理学の神谷厚保範教授らが発表された研究
「患者がストレスにさらされると、乳がんが悪化する。」の続きのお話です。

以前よりお伝えしている免疫学者の故・安保徹教授の説では、癌に
ならない様にするためには、まず交感神経緊張を持続させるような生活を
やめる事だと言われていました。

どのような生活をやめるのかというと、

1.働きすぎ゛の人は仕事の時間を短くし、趣味の時間・睡眠時間 を増やす。
大酒飲みの方は、酒を飲む量と回数を減らす。

2.悩みのある人は、悩みを減らす。逃れ難い悩みを持つ人は、 悩みが病気を
作るというメカニズムを理解して出来る限り 悩みから逃れる。

3.痛み止めを長期にわたって使用している人はその治療から 少しでも逃れる
 事を見つける。

では、がんになってしまった方の日常生活はどうするべきなのか?

①交感神経緊張を強いてきた原因を探り、それを取り除く。

②交感神経によって引き起こされた「血流障害と顆粒球増多」は、
癌になった後でも続くため、副交感神経優位な生活へ戻し、 癌を
自然消退 させる生活を目指す。

副交感神経優位にするためには、睡眠をしっかり取り、働きすぎを
やめ、お風呂や湯たんぽで体を温める、呼吸を 深くゆっくり
腹式呼吸を行う等が効果的です。

漢方薬には、自律神経を整え安定させる効果を期待できるものが
あります。
その結果ホルモン系や免疫系の体内バランスが整ってきます。
がん細胞を攻撃できる白血球、NK細胞やキラーT細胞が働きやすく
なります。
また、血流障害の改善には駆瘀血剤(くおけつざい)「おけつを
改善する漢方薬」を併用する事が大切です。

つまり
血の流れを良くし体温を上げる事が、癌から逃れるためには、
最も重要です。

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